堤防釣り−仕掛け、釣れる魚−東京湾、三浦半島、伊豆−サビキ釣り、ウキ釣り、ちょい投げ釣り、投げサビキ釣り
堤防釣り−仕掛け、釣れる魚−東京湾、三浦半島、伊豆−サビキ釣り、ウキ釣り、ちょい投げ釣り、投げサビキ釣り−釣り方:イワシ、サバ、イナダ、アジ、クロダイ、メバル、メジナ、カサゴ、シロギス、カワハギ、ベラ、ウミタナゴ、ネンブツダイ、スズメダイ、アイゴ、ゴンズイ、アカエイ
堤防釣りとは?
堤防とは限りませんが、時には砂浜や海浜公園のような場所から釣りをする、つまり、陸地から釣りをする釣りを堤防釣りといっています。堤防、防波堤、岸壁などと呼び方は様々です。
陸っぱり(おかっぱり)などと呼んだりもしています。子供も簡単にできる、釣りをはじめる場所としては誰もが必ず経験する釣りです。そして、歳を重ねるに釣れこだわりも増え、長い期間楽しめる奥が深い釣りです。
これがなければ、世の中で誰も釣りをする人が居なくなってしまうでしょう。船で釣りをする人も子供の頃に堤防釣りで練習したからできるわけです。
堤防釣りで釣れる魚
イワシ
アジ
ネンブツダイ
ベラ
クロダイ
シロギス
ホウボウ
ハゼ
メゴチ
マゴチ
サッパ
スズキ
メバル
メジナ
ウミタナゴ
アイゴ
カサゴ
ヒイラギ
カゴガキダイ
イシダイ
アオリイカ
スミイカ
タチウオ
イナダ
*その他多数
書ききれません。場所を広く探せばほとんどの魚が釣れると思います。深い所に住む魚以外は全て釣れる可能性があります。
堤防釣りのシーズン
やはり、夏が一番で、春から秋にかけて釣れます。冬は少しさびしいですが、イカなどが釣られるようになってからはほぼ一年中釣りが楽しめます。ただ、強風の日だけは釣りはできません。自分の経験では風速7mを超えるとほぼ快適な釣りは無理に等しいと思っています。
以前、風速15mくらいの風が吹いている堤防で釣りをしたときは、常に背中を誰かに押されている気分で海に近づけませんでした。
こういう時は本当に危険なので辞めたほうがいいと思います。海上は陸上よりもさえぎるものがないぶん、強風が吹き付けます。風速20m30mも珍しくありません。
堤防釣りに必要な道具
釣竿
リール
仕掛け
ライフジャケット(子供必須)
水汲みバケツ
クーラーBOX
タモ
アイゴばさみ
針はずし
ラジオペンチ
タオル
石鹸
ごみ袋
危険な魚を覚えておく
初めて釣りをする人は、必ず危険な魚というものをひと通り覚えておく必要があります。
危険といっても色々あり、食べたら死に至るものも居ますし、触ったらものすごく痛い思いをするものもいます。
こう考えると、実に大事なことです。食べるための魚を釣るという以上、なんという魚かはっきりとわからないものは食べるべきではありません。
絶対に、最初はひと通りの危険だと言われている魚を覚えて、WEBの写真を見ながら、どの種類か納得いくまで調べてから食べるようにした方がいいです。それでも間違いや勘違いが起きるかもしれません。できれば詳しい人に聞くか、周りの人に聞いてみるのがいいかもしれません。
とにかく、自己責任で調理して食べることになりますので、それなりの知識が必要だということになります。
最適な仕掛け:ウキ釣り仕掛け、ちょい投げ仕掛け
堤防からメジナ釣り
意外と簡単に釣れてしまう大物の魚、メジナです。それも釣れるときは嫌っていうくらいたくさん釣れます。引きもとても強く、かなり楽しめると思います。
磯釣りでは一番メジャーな魚種で大変人気があります。それだけ楽しめる魚だとも言えます。そんなベテランも楽しい魚を堤防から釣ることができます。
ある程度、自然が残されていて魚影が濃い釣り場へ行かないと出会えませんが、居るときは大群で集まっています。それをコマセで寄せて釣るので、釣り堀のようにたくさん、入れ食いで釣れてしまいます。
多分、堤防から釣りをして、一番、釣りらしい感じで、楽しいかもしれません。
最適な仕掛け:ウキ釣り仕掛け(ウキふかせ仕掛け)
堤防からイワシ釣り
イワシはおかずの青魚の定番3種の1つです。アジ・サバ・イワシという、中でももっとも安いという位置づけですが、最近では、結構な値段になっています。また、稚魚はしらすとしてたくさん食べられています。
大きくなっても煮干しとなり、成魚では天ぷら、刺身、焼き魚、煮魚と食べ方が色々です。そんなイワシも釣りたての新鮮なものを食べると考えが変わりるくらい美味しいものです。
最適な仕掛け:ウキ釣り仕掛け(トリックサビキ、ハゲ皮、ピンクサビキ)
堤防からアジ釣り
なかなか、警戒心が強く、イワシほど安易に釣れないのですが、さすがアジというくらいで味がいい魚です。小さいサイズでもしっかりと美味しいいですので、釣れると嬉しいです。
最適な仕掛け:サビキ釣り仕掛け(ハゲ皮など)
堤防からメバル釣り
もはや、高級魚といっていいくらいの位置づけです。
釣れるときはたくさん釣れたのですが、買うと高い魚です。確かに大変美味しいです。
これが釣れたら嬉しいです。
ゲームフィッシュとしてルアー釣りでも人気ですが、とにかく、美味しいので嬉しいのです。
歯が丈夫なら唐揚げでバリバリと、刺し身も根魚らしく、カサゴと同様に釣ってすぐでは硬すぎるくらいのプリプリ感です。
普通に都会ではほとんど食べることはできませんが、都会近くの海にはたくさん居ました。
一時期の乱獲、釣りが流行ったことによりほとんど絶滅した地域もあります。ほんとうに多くの人間が住んでいる場所は、噂が広まるとすぐに採り尽くされてしまいます。そういうわけで今では、保護の対象のように幼魚は再放流、稚魚の放流を行っているようです。
つまり、とてもレアな魚になりつつあるようです。都会ではカサゴやカレイはもっとレアです。
最適な仕掛け:ウキ釣り仕掛け(夜釣り、集魚ライトあり)
堤防からネンブツダイ釣り
雑魚という位置づけでこの魚を食べようとは思わないようで、よく捨てられています。
エサ取りと言われとにかくよく集まり、口が大きくどんなに大きな針でも食いついてきますので、よく釣れてしまいます。そのため、大変嫌われている魚でもあります。
しかし、食べてみるとかなり味がしっかりとしていて、根魚のような味わいがあります。ただし、ホシグロイシモチという名前がついているように頭部には石のように硬いものが入っているかもしれませんので食べないように気をつけてください。また、目玉も唐揚げにすることで固くなることもあるようです。
また、背びれもかなり鋭く、相当シッカリとあげた唐揚げにしないとバリバリとは食べれません。
しかし、行列のできている人気の店でカサゴのあんかけを頼んだ時に、刺し身を取り除いた骨と頭だけを唐揚げにしてあんかけをかけて出てきたものがあり、どうやって食べるんだろうか?かなりのお金を払っているのに、刺し身を取ったガラなのか、、と相当ショックを受けていましたが、店の人がバリバリと箸で上から潰してくだいてくれました。
カサゴでさえ、しっかりと揚げればバリバリいけるのです。いけないことはないでしょう。
しかも、相手は何匹でも湧いてくるネンブツダイです。全く、資源の枯渇などを考えずにさらには、他の釣り人のエサ取り魚を駆除しているかのようないいことをしているかのような錯覚に陥ります。
上手く調理できたら、好きなだけ釣り上げて食べてください。
最適な仕掛け:サビキ釣り仕掛け(トリックサビキ)、ウキ釣り仕掛け
数を釣るにはサビキ仕掛けでネンブツダイの大群の中に思い切って投入してください。トリックサビキの方が断然威力があります。
堤防からウミタナゴ釣り
これもよく釣れるのですが、冬場には何も釣れないよりはマシだと思います。
冬でもよく釣れるのでいい魚だと思うのですが、実が少し水っぽいので調理の方法を考えると大変美味しく食べられるものです。
店に並ぶことはほとんどないのではないでしょうか。ほとんど見ることはありません。しかし、食べてみると、、、調理法を考えて、元の味を覚えておいて過度な期待をしないでおくということも大事だと思います。こういう味なんだと思えば、それで納得です。
最適な仕掛け:ウキ釣り仕掛け
堤防釣りは靴が磨り減る?
毎週のように堤防釣りをしていた頃は、なぜか、靴がすり減ってすぐに使えなくなってしまいました。ほんとうにすごいことです。
普通に歩くのと違うのでしょう。コンクリートかアスファルトでそれほど違いません。なぜか??
それはバスケットボールのように片足を軸にして回転運動をするからです。釣り仕掛けを投入する、釣り上げる、餌を付ける、再投入、これの繰り返しで、狭い堤防、回転するしかありません。
回転していると、靴はどんどんと磨り減ります。とくに軸足が凄いことになります。
小さ子供の頃に覚えていなかったら、おとなになってからもやらないでしょう。それが、昔釣りをした記憶がある、行った場所がある、それだけで、何十年も経っているのに、ふと釣りに行ってしまったことが、再び釣りをし始めた理由です。
ほんと、体を使わない仕事でストレスばかりがたまり、弱りまくっていて、ほんとうに、まともに動けるのかどうかというくらいで相当弱っていた時期に、そんな釣りを思い出してやってみたら、とても体が元気に鍛えられました。
トレーニングになったようです。当然ですね。暖かいコンクリートの上で、上下スクアット運動をしつづけるわけですから、さらに、釣れているときは忙しくなり、疲労も忘れて動き回ります。
これこそ本能による運動。運動しようと思わずに運動している、、はじめて暫くの釣りの後は足がももがガクガクになってしまい、数日間はまともに足に力が入りませんでした。これは平地を15kmくらい歩いてもなんともないのに、堤防釣りを数時間、これだけでガタガタでした。一体、どんだけ運動になるのでしょうか。。
慣れとは怖いもので、しばらくすると、なんともありません。
40度近い炎天下でも、気温が2,3度の真冬でも全く、暑さ寒さを感じずに釣りを一日中やり続けているのです。
休めよ!と言いたくなる気持ちさえします。 特に同行者の興味により、無理な行動は控えたほうがいいです。